元手240万円から資産4億円超へ ママ投資家が注目する“次の上昇局面”とは

中東情勢、高市政権の財政政策、日銀の利上げなど、先行きが見通しにくいなかで、日経平均株価は6万円を大きく超えて推移している。今後どのような動きを見せるのか。「強者がさらに強くなるK字型の構造に入った」と指摘するのは、資産4億円超を築いた個人投資家・ちょる子さんだ。新刊『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』が8万部超えのベストセラーとなっている、ちょる子さんにこの先の相場見通しを聞いた。

富裕層と大衆層の二極化が進むK字型相場

「現在の相場は“K字型”です。強いものがひたすら買われ、弱いものが売り捨てられていく」

幼い子供を育てながら巨額の資産を築いたちょる子さんは、富裕層と大衆層の二極化が進む現状を「K字」にたとえて、そう表現する。

「今のマーケットを牽引しているのは半導体とテックです。最大のテーマはやはりAIで、2024年の生成AIの登場からずっとその相場が続いています。ChatGPTのスタートを皮切りに、オープンAI、エヌビディア(NASDAQ:NVDA)と主役が入れ替わりながら相場を押し上げてきた。最近になってフィジカルAIがテーマとして出てくるようになり、それを感じさせるのが工作機械です。機械を作るための機械の受注が約45%増を記録しました(編注:一般社団法人日本工作機械工業会/2026年4月速報値)。まさに強いものがひたすら買われる状況です」(以下、「」内のコメントはちょる子さん)

さらにMLCC(積層セラミックコンデンサ)を手がける太陽誘電(東証プライム・6976)、TDK(東証プライム・6762)、村田製作所(東証プライム・6981)などの決算が堅調だったことも、その流れを加速させるとみる。

高市政権の財政政策も二極化を進める要因になりうると指摘する。

「補正予算に減税、補助金。物価を下げなければいけない局面で、逆にばらまきをやればインフレに拍車がかかります。日銀は今年4月の金融政策決定会合で利上げを見送り、今年度の物価上昇率は2.8%と予測しました。利上げをしないなら物価が上がるのは当然で、実質賃金も年単位ではマイナスが続いています。去年の時点で自己破産の数も増えているのに、その一方で株高の恩恵にあずかる人たちは高級車や高級時計を買う。これがまさにK字型の実態です」

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